着物は湿気を吸うといたみやすくなり、カビも発生しやすくなります。
そこで虫干しを必ずするようにしましょう。
着物や帯、草履やバックなどの小物類の湿気をとる、湿気の多い日本ならではのお手入れ法をします。
虫干しには季節ごとに呼び名があり、
7〜8月の土用干し、10〜11月の秋干し、1〜2月の寒干しといわれます。
梅雨の湿気をとる夏、空気がよく乾燥している時期の秋、最も乾燥している冬と、昔は丁寧なお手入れをしていました。
虫干しを行う日は2〜3日晴天が続いた日を選び、午前10時から午後3時ぐらいまでの間に室内の風通しの良い場所に綱や竿などに着物をかけ、風を通します。
虫干しする時には、シミや汚れなどの点検も忘れずにしましょう。
虫干しは、着物を長く着るための生活の知恵です。
▼虫干しの種類
★土用干し ★秋干し ★冬干し
7〜8月 10〜11月 1〜2月
※2〜3日晴天が続いた後、10時〜3時までの間に湿気を取り除く
※虫干しをしているときに着物のシミを見つけたら、
自分でさわらず、染み抜き専門店にお願いするのが着物を長生きさせるポイントです。
虫干し用のハンガーはこのようなハンガーになります。